富士産業のご紹介(動画)

コンセプト

ふすまの話

ふすまの話
ふすま イメージ1 ふすま イメージ2
戦後、経済成長が加速し、ハイスピード、大量生産で建築ラッシュが進む。益々増大する需要とスピードに、古の襖職人の世界が創り上げる襖は大量、短納期という新しい時代の要望に答えることはできなかった。多くの腕自慢の襖職人が、「襖絵」などに代表される芸術品・嗜好品の世界へ移行し、本物の襖の、一般大衆の住まう住宅への提供は残念な事にあまりに少なくなっていった。職人たちの作る襖の減少に合わせ増加したのは、段ボール・発泡スチロールを使用した工業製品といえる襖であった。
-
何千万円もする住宅。飾られた豪奢な和室に使われた襖は、 古くから伝わる 組み子式の襖であろうか?残念ながら、そのような事にこだわっている施主、業者も少ないのが現実である。しかしながら、木の枠と、紙で創られた襖には、自然製品だからこそなし得る優れた「吸水性」「耐反性」が 備わっている。
ふすま イメージ3
ふすま イメージ4
部屋の湿度が高い場合、襖は自らの中へと水分を吸収する。 乾燥した日には、その水分をゆっくりと放出する。その水分の出入りは、部屋の快適性に大きく反映すると言われている。襖の一番のクレーム要因である「反り」でさえ、昔から伝わる工法は、 見事に解決してしまう。木目を考え、入れ違いで組み込まれる事で、反りを殺し合う。 そして、例え反りがあったとしても、水分の吸・放出を重ね 元に戻る力が、木材にはあるのである。
-
しっかりと組み込まれた襖は、50年を経過しても、表面の和紙を張替えるだけで 立派に使用できる「家の財産」である。スクラップ&ビルドという20世紀の思想から、環境世紀へと変貌を遂げた現在。自然の素材を使ったリサイクル式の「組み子襖」が注目を集めることも不思議な事ではないだろう。
ふすま イメージ5
ふすま イメージ6 ふすま イメージ7
ふすま本来の製本「組子式」
富士産業では、本来の「組子式」にこだわり、全ての製品に、 格子状に組み合わせた骨を使用している。短納期、低コストに対応すべく、 常時五万本を優に超える下地在庫を持ち、手作業による組み子作業、張り作業による製品作りを続けている。一つでも多くの、世の中に必要とされる「本物の襖」を現在に提供すべく、今日も静岡県にある富士産業では、努力を続けている。

有限会社 富士産業 代表取締役 中山春海